●「再びインターネットとの出会い」 Vol. 3

 例の事件以後は、私もすっかりおとなしくまじめに振舞うようになりました。仕事中に金融屋へお金を借りに行ったりだとか、銀行へ返済に回ったりだとか、例の彼から「お金を貸してくれ!」だとかの電話に悩まされる事がなくなりました。借金は沢山有っても、それ以上借金が増えない生活に少しずつ満足出来るようになり、仕事だけに全神経を集中できる基の生活に戻って来ておりました。借金を完済するのには、まだまだ道のりは長いですが、少しずつ借金の額が減っていく達成感を味わう事が出来るようになっておりました。

 そして、インターネットを再び使う生活がスタートしたのは、三年後の2009年夏ごろからになります。会社の同僚にGoogle検索と言うのを教えてもらいました。携帯電話のお気に入りに「Googleの検索バー」を登録し、自分の好きな画像や情報を思い思いに検索しておりました。私の実家にもインターネットに接続したパソコンが一台ありましたので、休みの日にはしょっちゅうパソコンでネットサーフィンをしながら情報コンテンツの奥深さに驚かされておりました。勿論、検索キーワードを巧みに変えながら「お金儲け系の話に繋がるキーワード」も次々検索して行きました。たぶん、そのころからだと思います。何故か怪しげな「怪文章」と出会うようになりました。「脳みそを刺激する長ったらしい文章」、「何故か読んでいるだけで達成感が沸いてくるような」、「日本中で自分だけが見てしまったかのような機密的文言」、「働かなくても生活出来そうな不労所得系の高額機密情報」、「それさえ実行すれば、自分だけが一人バブル絶頂期になれるような」、「金が無くても買わずには居られなくなる気にさせてしまう情報」の存在に気が付きだしたんです。イワユル巷で「情報商材」と呼ばれている物です。携帯電話でもインカムスと言うサイトと出会い、色々な情報を物色する生活が始まってしまいました。

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